③ 食育への思い

1. 食育情報を届けたい

料理学校勤務時代に、ダイエー店内の料理教室を担当していました。
ちょうど、「食育基本法」が制定されたこともあり、
食育に関してみんなの意識が高まっていました。
ぜひここでも、子供向けの食育講座を開催したいと思い、
月に一度ですが、「親子クッキング」を開講していました。

ほぼ毎回立会いしていたら、
3度も続けてくる参加者がいました。
(参照 わくわく食育くらぶ 食育の道への三つのきっかけ)
親子とも、とても楽しそうに毎回参加してくれていました。
保護者のお母様に、
「毎回ご参加下さっていますよね。お子様は、お料理がとてもお好きなんですか?」
と尋ねると、
「この子が、お料理をしてみたいって言うしとても喜ぶから、連れてきています。」
との返事。
続けて、
「他にも何か親子クッキングとか、参加されていますか?」
と聞いてみました。すると、
「いろいろ探しているんだけど、なかなか見つからないの。」
「たまたまスーパーの店頭で『参加者募集』を見つけても抽選だったり、
定期的に開催しているところって、ないみたいですよ。」
「それに、大体どうやって見つけたらいいんですか?」
と、逆に質問されました。

そういえば、「親子クッキング」を探すこと自体が大変だ、と思いました。
それならば、地域の食育に関する情報を集めたサイトを作れば、みんなが
見てくれるのではないか?
少しでも、皆様のお役に立てられるのではないか?
しかも、子供たちが楽しい思い出を作って、
もっと笑顔になれる時間を作れるのではないか?
と考えるようになりました。

2. 食育に関わる仕事や活動をしている人を、紹介したい

栄養士や料理研究家、調理師を初めとして、
食育に関わる仕事や活動をしている人をもっと世の中に紹介したい。
地道に日々こつこつ活動している人が多いのですが、
深い活動内容と高い志しで、素晴らしい仕事をしている方がほとんどです。
そういった人たちを、もっと広く社会に紹介していきたいと思っています。
かつて、FCの講師を務めて下さった方へのささやかなご恩返しの気持ち
でもあります。
また、進路としてFCや調理師、栄養士などを目指して専門の学校へ進学したり、
会社員をしながらスクールに通ったりして、
食育に関わる仕事を職業として考える人が増える社会となるきっかけとなれば、
こんなに嬉しいことはありません。

3. 食育を「産業」にしたい 

「食育」や「教育」と言うと、それをもって利益を追求するのは良くない、
利益を追い求めるのは道義に反する、といった声が聞こえてきます。
たしかに、法外な講師料を求めたり、無意味に高級食材を使って料理を作ったり
することは、望ましくないことかもしれません。
しかし、収入を得るための職業として考えた場合、例えば「食育の先生」では
毎月の生活の糧を得ることは難しいのが現状です。
地域で食育活動をしている団体とお付き合いをしていますが、その中心となって
活動している方の多くは、子育てが一段落した主婦なのです。
もちろん、子育て経験があり、現代社会にも精通し、体力も十分に備わっている
40代から50代の主婦というポジションは、ある意味食育に最適な年代だとも
思います。
しかし、収入を度外視した活動が中心であるとすれば、それを職業として
これからの時代に生活していく次世代の若者が育っていく余地がありません。
つまり、食育に関しては、まだ職業観が少なく、ボランティアが基本と考え
られていると思います。
一定以上の収入が得られないとなれば、他にアルバイトをしたりして時間と
体力を消耗してしまい、本来の仕事に集中できないと考えます。
そこで、自社の商品をもっと幅広く広めていきたい食品製造業社や小売店、また
周辺機器やグッズなど、食育をきっかけとして販売促進をしたい企業や、
地域産業の活性化を図る地方公共団体などの支援を得て、
産業として食育を盛んにして、次世代への普及、発展、拡大につなげていきたいと
思っています。
将来的には、「食育のスクール」を立ち上げて、食育の指導者を養成すると共に、
職業として就業する仕組みを作り、就職や就業の選択肢の一つとして、
「食育」を検討してもらえる社会作りを目指していきます。